障害者用車シート
ご依頼主が使っていたシートはフラットなタイプのシートでした。
1度目の製作
ベースの大きさ・高さは元のシートと同じにし、成形をはじめました。
チップ(粉砕したフォーム材を圧縮固めたもの)でお尻や足の受けになるへこみを切り出していく。
別々に切り出した物を接着して、へこみがゆるやかになるように部分的にチップを付け切り出し腰部分の支えの位置を決めて段差、角がないよう削ります。削り終わったら適度な反発のウレタンを接着しシート中身は終了。
中身のフォーム材から型を取り裁断、キルティングを施しシートカバーを作製。
シートカバーを中身にかぶせる時へこませた部分が浮いたり動いたりしないようにキルト部分を接着してからかぶせて完成。
2度目の製作
1度目に作ったシートをお客様のところに持っていき実際に座ってもらい乗り降りに弊害がないかなど修正点を上げ、お客様・奥様からの意見を聞き改良版の製作を開始しました。
ベースは前回と同じでお尻と足の支えになるへこみを大きく緩やかに切り出しをして腰部分の支え部分の形を前回より包み込む形に改良。
1工程ごとにシートを合わせ確認をしながらシート中身を仕上げていきました。
完成
生地を通気性があり摩擦の少ないものに変えシートカバーを作製し前回と同様にキルト部を接着してから中身にかぶせて完成。